英検2級 大問1は熟語(句動詞)で4割取れる|よく出る句動詞リストと覚え方
公開 2026.5.31 ・ 更新 2026.6.12
英検2級の大問1(短文の語句空所補充)が苦手な人へ。ここには、多くの人が見落としている「おいしいパート」があります。それが**句動詞(くどうし)**です。
英検2級の大問1は17問。前半(おおむね1〜10問目)が単語、後半の約7問(11〜17問目)が「熟語問題」で、ここが約4割を占めます。そして、その熟語の主役が句動詞です(make ends meet のような句動詞でない熟語も一部ありますが、中心は句動詞)。単語は無限に増えますが、句動詞は数が限られていて、出るものがほぼ決まっています。だから、句動詞は「覚えれば確実に点になる」コスパのいいパート。この記事では、よく出る句動詞リスト(意味・例文つき)と、丸暗記しない覚え方を解説します。
結論:大問1は「熟語(句動詞)」で4割取れる
先に答えを言います。英検2級の大問1で点を伸ばす近道は、句動詞を集中的に覚えることです。
- 大問1は全17問。前半が単語(約10問)、後半が熟語(11〜17問目の約7問)
- その熟語の主役が句動詞。
make ends meetのような句動詞でない熟語も一部含まれる - 句動詞は出るものが限られているので、覚えきれば安定して得点できる
単語は範囲が広く、覚えてもキリがありません。一方、句動詞は数が限られているので、よく出るものを押さえれば、熟語パート(約4割)の大半をカバーできます。まず句動詞から固めるのが、遠回りに見えて一番の近道です。

なぜ句動詞は後回しにされがちなのか
句動詞でつまずく理由は、はっきりしています。
- 単語帳の中に埋もれている — 句動詞だけをまとめて集中的に覚える機会が少ない
- 意味が推測しにくい —
look(見る)+afterで「世話をする」のように、単語の意味からは想像しにくい - 使い方まで覚えていない — 意味は知っていても、文の中でどう使うか分からない
逆に言えば、この3つを「動詞別に・イメージで・例文ごと」覚えれば、句動詞は一気に得点源になります。
そもそも句動詞とは
句動詞とは、動詞 + 前置詞/副詞で1つの意味になる表現です。組み合わさることで、もとの動詞とは違う意味になります。
look(見る) + after → look after(〜の世話をする) give(与える) + up → give up(あきらめる)
ポイントは、前置詞・副詞がもつイメージ。up は「完全に/上へ」、out は「外へ/なくなる」、off は「離れて」といった感覚をつかむと、意味が推測しやすくなります。
英検2級でねらわれる句動詞リスト(動詞別)
よく出る句動詞を、動詞ごとにまとめました。意味と例文をセットで覚えるのがコツです(例文はすべてオリジナルです)。
get の句動詞
| 句動詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| get along with | 〜と仲良くやる | She gets along well with her classmates. |
| get over | 〜を乗り越える | It took him a week to get over his cold. |
| get rid of | 〜を取り除く | I want to get rid of these old clothes. |
look の句動詞
| 句動詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| look after | 〜の世話をする | Can you look after my dog this weekend? |
| look up | (辞書などで)調べる | I looked up the new word in my dictionary. |
| look forward to | 〜を楽しみに待つ | I’m looking forward to the school trip. |
| look into | 〜を調査する | The police are looking into the accident. |
take の句動詞
| 句動詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| take after | 〜に似ている | He takes after his father. |
| take part in | 〜に参加する | Many students took part in the contest. |
| take off | 離陸する/脱ぐ | The plane took off on time. |
put の句動詞
| 句動詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| put off | 〜を延期する | They put off the game because of the rain. |
| put up with | 〜を我慢する | I can’t put up with the noise anymore. |
come / bring の句動詞
| 句動詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| come up with | 〜を思いつく | She came up with a great idea. |
| come across | 〜に偶然出会う | I came across an old friend at the station. |
| bring up | 〜を育てる/話題に出す | He was brought up in a small town. |
| bring about | 〜を引き起こす | The new rule brought about many changes. |
その他のよく出る句動詞
| 句動詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| give up | あきらめる | Don’t give up before you try. |
| carry out | 〜を実行する | They carried out the plan successfully. |
| deal with | 〜に対処する | We need to deal with this problem soon. |
| turn down | 〜を断る/(音量を)下げる | She turned down the job offer. |
| run out of | 〜を使い果たす | We have run out of milk. |
| make up for | 〜の埋め合わせをする | He worked hard to make up for his mistake. |
| call off | 〜を中止する | The concert was called off. |
| go through | 〜を経験する | She went through a hard time last year. |
句動詞以外の「頻出の熟語」も少し
後半の熟語問題は句動詞が主役ですが、句動詞ではない熟語も少し出ます。数は多くないので、句動詞を固めたあとに足していけば十分です(例文はオリジナルです)。
| 熟語 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| make ends meet | 家計をやりくりする | He works hard to make ends meet. |
| take place | 行われる | The festival takes place every summer. |
| on purpose | わざと | She didn’t break it on purpose. |
| in advance | 前もって | Please book your ticket in advance. |
| by chance | 偶然に | I met an old friend by chance. |
句動詞の覚え方 3つのコツ
句動詞は、やみくもに暗記しても抜けていきます。次の3つで「使える記憶」にしましょう。
コツ1:前置詞・副詞のイメージでまとめる
up「完全に・上へ」、out「外へ・なくなる」、off「離れて」、down「下へ・止める」。このイメージを持つと、初めて見る句動詞でも意味を推測できます。
- use up(使い切る=完全に使う)/ run out(なくなる=外へ尽きる)/ turn off(消す=離す)
コツ2:動詞ごとにまとめて覚える
get の仲間、look の仲間、というように動詞別で覚えると、頭の中で整理されて思い出しやすくなります。上のリストも動詞別に並べてあります。
コツ3:例文ごと、忘れたころに復習する
意味だけでなく例文ごと覚えると、大問1の「文の中での使い方」にそのまま対応できます。そして、一度覚えても忘れたころにもう一度復習すると、長期記憶に残ります。

大問1での出方と解き方
大問1では、空所に入る語句を4択から選びます。句動詞が問われるときは、選択肢に句動詞が並ぶことが多いです。
解くときは、空所の前後(文脈)から「どんな意味の語が入るか」を考えてから、選択肢を見ます。先に選択肢を見ると、知っている句動詞に飛びつきがちなので注意。文脈 → 選択肢、の順で判断しましょう。
やりがちなNG
- 意味だけ覚えて、使い方を知らない — 例文ごと覚えていないと、本番で選べない
- 1個ずつバラバラに暗記する — 動詞別・イメージ別にまとめないと、数が増えると混乱する
- 一度覚えて満足する — 復習しないと、本番までに抜ける
まとめ:句動詞は「裏切らない」得点源
単語は範囲が広くて終わりが見えませんが、句動詞は出るものが限られているぶん、努力がそのまま点になります。大問1の約4割を占める熟語問題、その主役である句動詞を、動詞別・イメージ・例文ごとに覚えていきましょう。今日、まずは上のリストの look の仲間から、例文ごと声に出して覚えてみてください。
よくある質問
- 英検2級の大問1で、句動詞(熟語)は何問出ますか?
- 大問1は17問で、そのうち熟語(句動詞を含む)が約7問、つまり約4割を占めます。単語が約10問なので、句動詞は単語に次いで重要なパートです。
- 句動詞はいくつ覚えればいいですか?
- まずは英検2級でよく出る100〜150個を、意味と使い方(例文)ごと覚えるのが目安です。数を増やすより、「文の中で使える状態」にするのが大事です。
- 単語と句動詞、どちらを先に覚えるべきですか?
- 出題数では単語(約10問)が優先ですが、句動詞(約7問)は後回しにされがちで差がつきやすいパートです。単語と並行して、毎日少しずつ進めるのがおすすめです。
- 句動詞を覚えるコツはありますか?
- 丸暗記より、up=完全に/out=外へ のように前置詞・副詞のイメージでまとめ、例文ごと覚えると定着します。忘れたころに復習すると、さらに記憶に残ります。